血液の中に血の塊(血栓)ができ、血管を詰まらせてしまうことを言います。一般的に知られているのは脳梗塞や心筋梗塞です。
そういった可能性のある病気です。寒暖の差が大きいとその発症率が上がりますし、昨今の生活環境の変化や食生活の乱れにより社会問題となっているメタボリックシンドロームも血栓症の要因となります。また、ストレスや水分不足も大きく影響しますので、若年層から気をつけておく必要があります。
納豆とは、煮た大豆に納豆菌をふりかけて発酵させることにより作られる食品であり、ナットウキナーゼとはその発酵過程において、納豆菌が生産する酵素です。
ナットウキナーゼは血栓を直接溶かす働きのほか、体内が持つプラスミンやウロキナーゼという線溶酵素を活性化することもわかっています。また、体内のPAI-1という物質を減らすことも確認されています。
タンパク質分解酵素の中には、その強力なタンパク質分解力によって、血栓や体内のタンパク質を物理的に分解するものがございますが、ナットウキナーゼは、血栓を特異的に分解(溶解)するのが大きな特徴です。
血流改善作用や血圧降下作用、血小板凝集抑制作用が確認されています。
血栓は体内の水分量が不足したり、長期に渡って血流が圧迫される際にできやすいため、例えば、夕食後から睡眠前に摂取するのが一番効果的と言われています。長期のフライト前などもお勧めです。
血栓を溶かすナットウキナーゼの活性を示す単位をFUと言い、1日2000FUが摂取量の目安とされています。
ナットウキナーゼの摂取も血栓予防の一つですが、普段からの健康管理(日常生活、食生活、適度な運動)も重要です。
当協会が推奨するナットウキナーゼ摂取量は1日2000FUです。
納豆には1パック50gとして、平均1500FUのナットウキナーゼ活性がございます。そのため、単純に計算すると1~2パック程度の摂取を必要としています。ただし、納豆によってはナットウキナーゼ活性の少ないものや1パックの内容量が少ないものがあったり、賞味期限間近のものは活性が少なくなります。また、ナットウキナーゼはサプリメントとしてソフトカプセル状で摂取される場合が多いですが、その場合は胃酸の影響を受けにくくなります。一方、納豆の場合は胃酸により影響を受けます。
水分が多い状態少ない状態で異なりますが、水分が多い状態で50度以上になると、活性が急激に低下します。水分の少ない状態であれば、100度でも大丈夫な場合があります。ヒトも50度の熱湯に長時間は入れませんが、100度のサウナには入れます。ヒトと同じようなものとお考えください。
納豆中に含まれているビタミンK2がワーファリンの効果を弱めてしまうからです。食品の中でも、納豆はビタミンK2を多く含んでいます。
問題ありません。ナットウキナーゼには血栓を溶解する力を持つだけで、血が止まらなくなることはありません。また、ナットウキナーゼとワーファリンの併用については、臨床試験でも、その安全性を確認しています。
特にございません。
しかし、血栓症予防のためには、ビタミンK2など血液凝固を促進する成分を含有した食品は摂取を制限する方が良いと思われます。協会が安全性を確認しているナットウキナーゼは市販の納豆とは異なり、ビタミンK2が除去されているため安心して頂ければと思います。
血液の流れを良くするという意味では、色々な食材があります。ただしそのほとんどが、血液凝固をあらかじめ抑えるももので、ナットウキナーゼのように出来てしまった血栓を特異的に溶解するという効果をもった食材はありません。
上市されてから10年以上経過しておりますが、副作用の報告はございません。
納豆は古くから食経験のあるものでナットウキナーゼはその中の成分であり、安全性の高い素材と考えております。
安全性試験により過剰摂取でも安全であることを確かめております。
ただ、多量に摂取したからといって効果がより高まるものではないので、適切な量を毎日摂取することをお薦めしております。
厚生労働省医薬食品局食品安全部を主務官庁とする財団法人日本健康・栄養食品協会のナットウ菌培養エキス規格基準制定の作業部会に会員企業である(株)日本生物.科学研究所と(株)J-オイルミルズが参加し、ナットウキナーゼの規格基準が制定されました(JHFAマーク)。この規格基準にも日本ナットウキナーゼ協会が推奨するFUを用いた活性測定法が採用されています。
申し訳ございませんが、当協会では直接商品を販売しておりません。ただ、協会会員様の中にナットウキナーゼ商品を販売されている会社がございますので、もし良ければご紹介いたします。